リアル、家事代行スタッフはミタ!➁〜家事代行スタッフの体験談〜

by しゅがの

こんにちは、しゅがのです。連載2回目です。

前回は、私が家事代行スタッフになるまでのお話をしましたが、
今回は実際に家事代行スタッフとしてサポートをした時の体験談をいくつかお話ししようと思います。

体験談①某国大使館公邸での掃除代行サービス

ある日、当時私が働いていた家事代行サービス会社の事務スタッフさんから電話がかかって来ました。

スタッフ「しゅがのさん! 履歴書見たんですけど、英会話ができるんですか!?」
   私「え? はい、海外旅行で困らないくらいの会話はできますが……」
スタッフ「ホントですか!! それは良かった! ちょっとしゅがのさんにお願いしたいの仕事があるのですが!」

よくよく話を聞いてみると、そのお仕事は某国の大使館公邸での家事代行サービス。いつも担当している家事代行スタッフが病気になってしまったそうで、代わりのスタッフを必死に探していたそう。そして、会話は日本語はほとんどできず、ほぼ英語なのだとか。

こんな機会は滅多にないことなので、経験をしてみたいという好奇心もあって、このお仕事を受けることにしました。

サービス当日、まずは家の広さに驚きました! 例えるならば、アメリカにあるプール付きの一戸建てのような感じです。日本ではまずこの広さの家は見たことが無いというくらいの広さです。家の中がまるで迷路のようで、少し気を抜くと迷子になるくらいでした。

そして、そこには住み込みで働く執事のアラムさんがいて、彼の指示に従って作業を進めていくという流れでした。

執事のアラムさんはイギリスで執事を養成する学校を卒業し、この大使館公邸で10年近く働いているベテランの執事でした。執事といえば「おじいちゃん」のイメージがありますが、30歳の若い男性です。普段のお掃除はもちろん、お料理、洋服のアイロンがけなどを一手に引き受ける、スーパー執事です。

ボックスティッシュの折り方(よくお店のトイレで見かける三角に折るアレです)を教えていただいたり、英国式のアイロンの掛け方なども丁寧に教えてくれました。

特にアイロン技術に関しては、いまでも非常に役に立っています。

大使館公邸のお仕事は非常に珍しいタイプの家事代行なので、通常の掃除のサービスではやらないことも多いですが、貴重な経験をさせていただきました。

体験談②切迫早産で絶対安静の妊婦さん宅での家事代行サービス

切迫早産で家事を含むほとんどの作業をドクターストップされていた妊婦さんのお宅にお伺いしたことも、思い出深いサービスの一つです。

ご本人はもちろん、旦那さんの方もご実家が遠方で親御さんに頼ることができず、家事代行のご依頼をお受けすることになりました。ほぼ絶対安静状態だった為、ご本人に代わって各お部屋の掃除機がけや、トイレ掃除、洗濯物干しや、ゴミ出しなど、一般的な家事をサポートさせていただく作業でした。

妊娠中や産後の女性はホルモンの影響もあり、非常にメンタルが不安定になりやすい時期だったりするので、お掃除サービスの傍ら、色々とお話をさせていただいたりもしました。日中のワンオペ育児は日ごとに気が滅入ってしまう経験が私にもあったので、2時間程度のサービスの中で少しの時間でしたが、おしゃべり相手がいることで少し気晴らしになっていただけたようでした。

出産後はお掃除に追加して、お料理のサポートもさせていただきました。

こちらのご家庭はメニューを予め決めるというよりは、冷蔵庫にある野菜をリストアップしてもらって、同日どのようなお料理が食べたい気分かをお伺いして作るというサポートでした。濃いめの味付けがお好きなご家庭でしたので、「豆苗のおかかマヨあえ」や「韓国風やみつきチキン」のメニューはとても喜んでいただけて、後日レシピも一緒にお渡しするということもありました。

個人的には「妊娠中や産後に家事代行を利用する」という発想がそもそもなかったので、こちらのお宅での経験は「こういう家事代行サービスの使い方もあるのだなぁ」と学ばせていただきました。今後もこのようなご家庭でのサポートは積極的に受けていきたいなと思っています。

体験談③バリキャリ在宅ワークのママさん宅での超効率化お掃除

さて、最後の体験談は、キャリアコンサルタントとしてして在宅ワークで働く3児のママさんです。コロナ禍で在宅ワーカーとしてバリバリ仕事をされている方なのですが、料理も含め家事がとても苦手な方で、ご依頼をいただきました。

こちらの女性は「家事をやる暇があるなら勉強や仕事をしていたい」という、マインドが私と非常によく似ている方でした。(前回記事参照

後日話を伺うと、もともと海外滞在歴が長い方で、家事代行のサービスを頼むことに抵抗がなく、また私と同じく勝間和代さんの「勝間式 超ロジカル家事」を読まれていた方で、実際にそのご自宅のリビングではロボット掃除機(ルンバやブラーバなど)を使って家事を超効率化していらっしゃいました。

ですので、私の仕事は「ロボット掃除機などで行き届かない部分の家事をすること」でした。今の時代はロボット掃除機などが登場し、床掃除などはとても便利になりましたが、階段や細かな部分のお掃除はやはり「人間」がしなければなりません。(ロボット掃除機のゴミ処理は人間がやらなければなりませんからね!)

掃除用具なども人間の動線に合わせて配置されていたりと、非常にシステマチックで効率的に作業ができるご家庭でした。「この掃除用具の配置や、作業の流れは他のご家庭にもご提案が今後できるかもしれない……!」と思わせてくれる見事なお宅でした!

まとめ

いくつかの体験談をご紹介しましたが、いかかでしたか?

依頼していただくご家庭の数だけ、様々な人生や環境に出会います。
家事代行というサービスは数ある仕事の中で、家庭内での生活や人生に近いところにいる非常に珍しいお仕事だと思います。

その中で、お掃除というサービスで「人に喜んでいただける」というこのお仕事はとてもやりがいのあるものだなと感じます。

また、個人的な感想なのですが、コロナ禍以前と、それ以降のサービスでは「家事代行の作業以上に受け取っていただけるもの」というのが増えたように思います。

コロナ禍で人と実際に会うことも少なくなり、家事代行サービスを利用することによって「人との繋がり」もお客様は求めていらっしゃるのかもしれません。

もちろん私はただ楽しんで作業したり、会話をさせていただいているだけなのですが(笑)掃除だけではなく、週1回の2時間程度の短い時間でのコミュニケーションもコロナ禍での家事代行で提供できるサービスなのかもしれませんね。

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