フライパンや鍋の頑固な焦げで悩んでいませんか?一度付くと、擦ってもなかなか落ちない焦げ。実は重曹を使えばキレイにできます!!
今回は、重曹でフライパンや鍋の内側や外側の焦げを落とす方法や重曹で焦げを落とせる理由を解説します。実際に焦げを落とした実証結果も紹介するので、フライパンや鍋の焦げを落としたい人はぜひ参考にしてくださいね。
重曹で焦げを落とせる?その理由とは?
重曹で焦げを落とせます!重曹とお湯を混ぜて使うと焦げ落としにぴったりです。
重曹は炭酸水素ナトリウムを指します。ベーキングソーダとも呼ばれていますね!
炭酸水素ナトリウムは加熱すると、炭酸ナトリウム・水・二酸化炭素に分解されます。このとき発生する二酸化炭素によって洗浄力がアップします。
さらに、重曹(炭酸水素ナトリウム)は60度以上の熱によって炭酸ナトリウムへと変化し、アルカリ濃度が高くなるため、酸性汚れに効果的です。
フライパンや鍋の汚れの主な原因は油汚れであるため、酸性の油汚れに重曹が役立ちます。
重曹でフライパンや鍋の焦げを落とす方法
重曹でフライパンや鍋の焦げを落とす方法を解説します。
内側の焦げを落とす方法と外側の焦げを落とす方法をそれぞれ紹介するので、焦げ付いている場所に合わせた掃除の方法をチェックしてみてくださいね。
フライパンや鍋の内側の落とし方
重曹で鍋の内側の焦げを落とす方法を解説します。
焦げる前のこびりつき汚れ・簡単な焦げ・頑固な焦げのそれぞれを落とす方法を解説するので、鍋の内側の汚れが気になる人は参考にしてくださいね!
焦げる前のこびりつき汚れを落とすには、鍋に水を入れて沸騰させましょう。あとは汚れを木べらなどで擦り落とせばキレイになります。
このとき金属製のヘラを使用すると、フライパンや鍋が傷ついてしまう可能性があるため、木べらやシリコン製のヘラを使用しましょう。
汚れを擦り落としたら、お湯を捨てて普段通り洗剤で洗えばスッキリキレイです。
簡単な焦げを落とすなら、付け置きがおすすめです。
フライパンや鍋にお湯を入れて、重曹を入れます。コップ1杯程度に対して大さじ1が目安です。汚れがしっかりお湯で覆われるくらいの量のお湯を入れましょう。水を入れて沸騰させてもOKです。ぷくぷくと泡が出てくるので、水を入れすぎると溢れてしまう可能性があります。
中火で5分~10分沸騰させて、2時間ほど放置すると汚れが浮いてきます。一晩置いてもOK。あとはスポンジで擦れば、ツルンと汚れが落ちます。
頑固な焦げの場合は、重曹ペーストが有効です。重曹1カップに水100mlを混ぜて、ペースト状にします。
焦げた部分に重曹ペーストを塗りましょう。塗るときにはハブラシを使うと塗りやすいです。
ペーストを塗って1時間放置します。放置したら、ラップで擦りましょう。ラップで擦ると、フライパンや鍋が傷つきにくく、細かな部分まで汚れを落としやすいですよ。
最後に、ペーストを水やお湯で落として、いつも通り洗剤とスポンジで洗えば完成です。
フライパンや鍋の外側の落とし方
次に、フライパンや鍋の外側の焦げを落とす方法を解説します。
外側の焦げには、重曹ペーストが有効です。重曹ペーストは、重曹1カップに水100mlで作れます。
気になる汚れに重曹ペーストを塗り、3分ほど放置して汚れを浮かせましょう。長く放置するときには蒸発しにくいように、ラップを付けて放置するのがおすすめです。
あとはハブラシやラップで擦れば、汚れを落とせます。最後にしっかりすすいで完成です。
重曹で焦げを落とすときの注意点
重曹で焦げを落とすときには、2つのポイントに注意しましょう。フライパンや鍋を傷つけないために大切なポイントなので、ぜひチェックしてくださいね。
研磨できるたわしやヘラで擦るのはNG
研磨できるたわしやヘラ、メラミンスポンジで擦ると、フライパンや鍋を傷つけてしまう可能性があります。
重曹自体、研磨作用がありますが、フライパンや鍋に使用しても傷つけるほどのパワーはありません。しかし、研磨作用が強いたわしやヘラを一緒に使ってしまうと、傷つけてしまうことがあります。
汚れを擦るときには、ハブラシや柔らかいスポンジ、ラップなどを使って汚れを落としましょう。
アルミや銅でできたフライパンや鍋には使用しない
重曹をアルミや銅でできたフライパンや鍋に使用すると、黒ずんでしまう可能性があります。
重曹つまり炭酸水素ナトリウムのアルカリ性がアルミや銅と化学変化を起こすと、黒ずんでしまうため使用しないほうがよいでしょう。
重曹で本当に焦げは落ちるか実証!どのくらい時間がかかる?
重曹で本当に焦げが落ちるのか実証しました!最初はフライパンの外側にたっぷりと焦げがありました。
重曹ペーストを作って塗り、2時間ほど放置しました。しかしラップを付けるのを忘れてしまいました…。
2時間経ち、重曹ペーストを見てみると乾燥している様子。ラップを付け忘れたことが原因かもしれません。
ハブラシやメラミンスポンジで擦ると、重曹が茶色くなり、汚れが落ちていることが分かりました。5分ほど擦ってみましたが、黒い焦げ付きはあまり取れませんでした。
ラップを付けて一晩放置すればもっと汚れが取れた気がしました。
今回は黒い焦げ付きにはあまり効果を実感できなかったものの、薄い焦げが取れて、ピカピカになりました!
実際に触ってみるとキュッキュッと音が鳴るほどキレイになり、満足です!
次回は放置時間を増やして試してみたいと思います。
重曹があれば焦げ落としが簡単になる!
重曹があれば焦げ落としが簡単になります。重曹は100円ショップやドラッグストアなどでも購入できるので、一つあると便利かもしれません。
実証してみたところ、5分ほど擦れば軽い焦げなら簡単に取れました。頑固な汚れの場合は、重曹ペーストをしっかり付け置いたほうがよさそうです。
頑固で諦めていたフライパンや鍋の焦げ落としにぜひチャレンジしてみてくださいね!
重曹を使ったお掃除はこちらも参考にしてみたいわね