お風呂の床や壁にヘアカラー剤が付いた時の落とし方!掃除しないとどうなるの?

by 家事ヤランヌ編集部

お風呂の床や壁にヘアカラー剤が付いてしまって困った経験はありませんか?ヘアカラー剤は、美容室に行かずに髪染めができる便利なアイテムですが、誤ってお風呂を汚してしまうことがあります。面倒だからといって、掃除せず放置してはいけません。そこで、お風呂に付いたヘアカラー剤の落とし方と掃除の注意点をご紹介します。

ヘアカラー剤とは?

ヘアカラー剤とは、「白髪染め」や「おしゃれ染め」と呼ばれる市販の「酸化染毛剤」です。自宅でセルフカラーができるため、子育てや介護に忙しい方にとって便利な美容アイテムと言えます。泡タイプや液体タイプがあり、液垂れしにくくなっていますが気がつかないうちに飛び散っている場合があるため使い方に注意が必要です。

髪を脱色させ染色させる作用がある

ヘアカラー剤は、髪を脱色する作用と染色する作用を併せもっているのが特徴です。一般的にヘアカラー剤は、酸化染料とアルカリ剤に過酸化水素水を混ぜて使用します。アルカリ剤と過酸化水素によって髪のメラミン色素を脱色させ、酸化染料を髪の内部に染み込ませる仕組みです。


お風呂に付いたヘアカラー剤をすぐ落とす方法

ヘアカラー剤を使っていて染料が床や壁に付いていることに気がついたら、早めに掃除をすれば簡単に汚れを落とせます。掃除を後回しにしないで、染み込む前に対処することが大切です。

方法①お風呂用洗剤で落とす

付いてから時間が経っていないヘアカラー剤は、お風呂用の洗剤を使えば十分落とせます。いつも使っている洗剤でダメージが少ないうちに掃除をしましょう。

方法②メラミンスポンジでこする

付いてから少し時間が経ったヘアカラー剤は、メラミンスポンジで擦れば落とせます。スポンジに少量の水を含ませて、汚れを優しく擦ります。あまり力を入れるとお風呂を傷つけてしまうため、慎重に擦りましょう。

方法③クリームクレンザーを使う

クリームクレンザーもヘアカラー剤の汚れに効果的です。クリームクレンザーに含まれている研磨材で汚れを削り落とします。泡立てないで優しく擦って、水でしっかりすすぎましょう。


お風呂で「シミ」になったヘアカラー剤の落とし方

お風呂に付いてから時間が経ったヘアカラー剤は、染料が黒っぽい「シミ」になります。お風呂用洗剤では落とせません。メラミンスポンジやクリームクレンザーも、擦り過ぎて傷つけてしまいます。なかなか汚れが落ちなくて困った時は、除光液や塩素系漂白剤、ヘアカラークリーナーがおすすめです。落とし方の手順にそって進めてください。

落とし方①除光液を使う

お風呂でシミになったヘアカラー剤は、除光液を使って落とすことができます。コットンに除光液を染み込ませ、シミを優しく拭きましょう。拭いても落ちないシミは、除光液を染み込ませたコットンでパックをすると効果的です。除光液の蒸発を防ぐためにラップをかぶせましょう。

落とし方の手順

  1. コットンに除光液をたっぷり染み込ませる
  2. シミの上にコットンを置く
  3. コットンの上にラップをかぶせる
  4. 15分ほど放置する
  5. ラップとコットンを外す
  6. 水でしっかり洗い流す

落とし方②塩素系漂白剤を使う

カビ取り用の塩素系漂白剤は、ヘアカラー剤のシミにも強い力を発揮します。キッチンペーパーをかぶせて、漂白剤の液垂れを防ぎます。床や壁が白いタイルの場合は原液のまま使えますが、黒や茶色の有色タイルは水で薄めて使うようにしてください。

落とし方の手順

  1. ヘアカラー剤のシミに塩素系漂白剤をゆっくりかける
  2. 漂白剤の上にキッチンペーパーをかぶせる
  3. キッチンペーパーの上にラップをかぶる
  4. 30分ほど放置する
  5. キッチンペーパーを外す
  6. 漂白剤が残らないように水で洗い流す

落とし方③ヘアカラークリーナーを使う

ヘアカラー剤の汚れを落とす「ヘアカラークリーナー」も便利です。シミに直接スプレーをして黒い汚れを拭き取って水洗いをしましょう。ヘアカラー剤の専用クリーナーのため、お風呂掃除に安心して使えます。一回でキレイに落ちない時は、コットンやキッチンペーパーをかぶせてパックをすると効果的です。


お風呂に付いたヘアカラー剤を落とす時の注意点

ヘアカラー剤を落とすときは、お風呂をしっかり換気をしてから掃除をします。除光液や塩素系漂白剤はニオイが強く、吸い込むと気分が悪くなるためマスクをしましょう。ゴム手袋をつけて手荒れを防ぐことも大切です。

・お風呂をしっかり換気する

・マスクとゴム手袋をつける

・床や壁の素材を確認する

・擦りすぎないようにする

・最後にお風呂全体に水をかけて汚れを洗い流す


お風呂にヘアカラー剤が付かないようにする対策

お風呂でヘアカラー剤を使う時は、シミにならない対策をとることが大切です。事前に簡単な対策をとってから染め始めれば慌てずに対処できます。

対策①お風呂の床に新聞紙を敷く

お風呂の床に新聞紙を敷いてからヘアカラー剤を使いましょう。特にパッキンやタイルの目地は、ヘアカラー剤が付くと落ちにくいため、新聞紙でしっかりカバーしておくと安心です。

対策②ゴム手袋を外してシャワーを使う

ヘアカラー剤で染めている時は、ゴム手袋を外してから蛇口やシャワーヘッドを使いましょう。ゴム手袋を付けたまま、ほかの部分を触るとヘアカラー剤の汚れが広がってしまいます。

対策③お風呂の床や壁を事前に濡らしておく

ヘアカラー剤を使う前に、お風呂の床や壁を水で濡らしておきましょう。事前に濡らしておくと、もしヘアカラー剤が付いても水で薄まるためシミになりません。

対策④濡れたタオルや雑巾を用意しておく

事前に濡れたタオルや雑巾を用意しておきましょう。手元に置いておけば、ヘアカラー剤がお風呂に付いても、すぐ拭くことができます。


まとめ

お風呂に付いたヘアカラー剤の落とし方をご紹介しました。ヘアカラー剤の汚れに時間が経ってから気が付くと、とても焦りますね。黒いシミが目立つため、早く落としたいと思う方が多いのではないでしょうか。子育てや介護で手が回らなかったり、仕事で忙しかったり、掃除に時間をかけられない時は、家事代行サービスにお風呂掃除をお願いしてみましょう。家事のプロが気になる汚れをキレイに落としてくれますよ。

水回りの「石化した落とし方」も気になりますわね。こちらもあわせてご確認ください。

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