シンク掃除にメラミンスポンジはOK?汚れに合った方法と洗剤とは?

by ひらおなつき

シンクが汚れたときにサッと取り出して、水で濡らして擦るだけで使えるメラミンスポンジは便利ですよね。しかしメラミンスポンジは使用できる場所が限られていることから「シンクに使ってもいいの?」と疑問に思う人は多いのではないでしょうか。

そこで今回はシンク掃除にメラミンスポンジを使ってよいのかについて解説します。さらに正しいシンク掃除の方法をシンクの素材や汚れごとにご紹介するので、シンクを傷めずしっかり掃除をしたい方はぜひ参考にしてください。

そもそもメラミンスポンジとは?

メラミンスポンジ

メラミンスポンジはメラミンフォームという素材でできたスポンジです。

材質であるメラミンフォームは、メラミン樹脂をミクロン単位で細かく発泡させたことで網目状の構造となっています。

この細かな網目で擦ると研磨され、汚れが削られていくため、綺麗に汚れが落ちる仕組みです。

この汚れを削り落とす仕組みによって材質を傷つける可能性があり、使用場所は限られます。


【注意】シンク掃除にメラミンスポンジを使わないほうが無難

シンク掃除にメラミンスポンジを使うことはできますが、シンクに細かな傷を付ける可能性があるため使わないほうが無難でしょう。

ステンレスのシンクの場合、メラミンスポンジで擦ると汚れが研磨され、一見すると綺麗に見えます。しかし見ても分からないほど細かな傷がつき、光沢感が失われてしまう結果に。傷に汚れがたまりやすくなってしまうというデメリットもあります。

特に、シンクにコーティング加工がされている場合、コーティングが剥がれる原因となるため注意しましょう。


シンクの素材に合った掃除の方法を解説

シンクには大きく分けて3つの素材があります。素材によって特徴が異なり、特徴に合わせて掃除の方法を変えることが大切です。そこでここからは材質それぞれに合った掃除方法をご紹介します。

ステンレス

ステンレスのシンク

ステンレスのシンクは合金が素材となっており、柔らかさのある素材が特徴的です。

食器を落としても割れにくいというメリットがある一方で、シンクに傷がつきやすいというデメリットもあります。

傷からサビが発生する可能性があるため、傷つけないように掃除する必要があるでしょう。

頑固な汚れでなければ、メラミンスポンジのように研磨作用のないスポンジやふきんで優しく擦ると、傷つけることなく掃除ができます。水アカでくすみを感じるときには、クエン酸水をスプレーしてスポンジやふきんで擦りましょう。

水アカを発生させないためには、シンクで水を流した後に水滴を残さないようにふき取ることがおすすめです。

ホーロー

ホーローのシンク

ホーローのシンクは金属にガラス質を焼き付けた素材で作られています。

耐熱性が高いですが、食器を落とすと食器が割れてしまう可能性も。お手入れは簡単で、ふき取るだけで汚れを落とせます。

耐久性が高いことから、メラミンスポンジを使用できると思われることがありますが、表面のガラス質に傷がついてしまうため使用NGです。

人口大理石や人造大理石

人口大理石や人造大理石は天然の大理石のようなデザインを楽しめる上に、天然の大理石よりもリーズナブルという特徴があります。デザイン性が高いですが、ステンレスやホーローよりも汚れに弱く、扱いにくいです。

メラミンスポンジで擦ると傷がついてしまうため、使用しないほうがよいでしょう。また、酸性にもアルカリ性にも弱く、ざらつきを生む原因となるため中性洗剤の使用がおすすめです。


頑固汚れにも!汚れに合った掃除の方法を解説

次にシンクに発生しやすい3種類の汚れに合った掃除の方法を解説します。なかなか落ちない汚れができてしまったときにぴったりの方法も紹介するので、落ちない汚れに悩むときには試してみてください。

水アカ

シンクの水アカ掃除

シンクは水道水に含まれるミネラルによって、水アカが発生しやすい場所です。

白くザラザラとした水アカは見た目以上に頑固で、綺麗にできたと思ってもシンクが乾燥するとまた白く浮き出てきてしまうこともあるでしょう。

水アカが発生したときには、酸性の洗剤を使って掃除すると綺麗にできます。

おすすめなのはクエン酸水です。

粉状のクエン酸小さじ1杯と水200mlを混ぜ合わせてクエン酸水を作ることができます。クエン酸水スプレーとして売っているため、自分で作らず買ってもOKです。

すぐに落ちる水アカはスプレーをして研磨作用のないスポンジで擦れば落ちますが、頑固な場合はクエン酸水を染み込ませたキッチンペーパーでパックをしましょう。パックの上にラップをして、1時間ほど置けばより汚れが落ちやすくなります。

油汚れや排水溝のヌメリ

油汚れや排水溝のヌメリは重曹水を使って掃除しましょう。

重曹水は小さじ2の重曹と200mlの水を混ぜ合わせれば作れます。クエン酸水と同様に、重曹水スプレーとして販売されているため購入してもよいでしょう。

頑固な汚れのときには、重曹に少量の水を混ぜてペースト状にしてパックをすれば汚れがスルンと落ちます。

サビ

サビができてしまったときには、研磨効果が20%程度に抑えられているクリームクレンザーを使用するとよいでしょう。研磨効果が抑えられているためシンクを傷つけません。

サビができた部分にクリームクレンザーを塗り、研磨作用のないスポンジで優しく擦ればサビが綺麗に落ちます。多方向からサビを落とすためにクルクルと円を描きながら擦るのがおすすめです。


毎日のシンク掃除は3分でOK!簡単にできる掃除方法とは?

毎日のシンク掃除は簡単3分

毎日料理をする場所であるシンクは清潔を保ちたいですよね。

毎日掃除しなければ……と思っていても、面倒で毎日はできていないという方もいるのではないでしょうか。

毎日のシンク掃除はたった3分でOKです!

特別は洗剤も道具もなしで、今日から試せる方法なのでぜひ毎日の掃除に役立ててください。

掃除方法は簡単。排水溝用ネットに食器洗い洗剤を付けて掃除するだけです。シンク洗いのためにスポンジを準備する必要はありません。

排水溝のネットを新しいものに変えるついでに掃除ができ、排水溝掃除もシンク掃除と一緒にできます。

最後にキッチンで使っているタオルで拭きあげて完成です。水滴を無くすことで水アカの発生を予防できます。タオルの交換ついでに拭き上げるため、ふきんを洗う必要もありません。

拭き上げた後はタオルを洗濯に出し、新しいタオルに交換すればタオルも綺麗になります。


まとめ

研磨作用のあるメラミンスポンジはシンク掃除に向いていません。傷つけてしまう可能性があるため、研磨作用のないスポンジやふきんで掃除しましょう。

頑固な汚れがある場合には、汚れに合った洗剤を使うことで汚れを落ちやすくなります。

頑固な汚れを生まないためにも、毎日3分の簡単な掃除でよいので習慣付けることがおすすめです。特別な洗剤や道具なしでもシンクの綺麗は保てるので、ぜひ試してみてくださいね。

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