家事代行サービスで想定される5大トラブル!知っておくべき対処法も

by Azu

利用者が年々増加している、家事代行サービス。多くのメリットがある家事代行サービスですが、トラブルにあう可能性も否めないのが現実です。

特に家事代行サービスを初めて利用しようを考えている方であれば「知らない人を家に入れるのは大丈夫?」「物の破損や盗難が心配」といった、怖いトラブルに不安を持つこともあるでしょう。

家事代行サービスを利用する際に考えられるトラブルと、予防方法・対処法についてご紹介します。

この記事を読んで、家事代行サービスでトラブルに遭わないためのポイントをおさえましょう。併せて家事代行サービスのトラブル対処方法も理解できれば、より安心してサービスを受けられます。

家事代行で考えられる5大トラブルとは?

家事代行サービスで想定されるトラブルは、大きく分けると以下の5項目です。

  1. サービス利用料金に関するトラブル
  2. 家具が破損するトラブル
  3. サービス内容の相違や仕上がりでのトラブル
  4. スタッフとの相性が合わない
  5. 家具や家電の盗難トラブル


どれも遭遇したくないトラブルですね。以下、具体的に説明していきます。


1. サービス利用料金に関するトラブル

家事代行サービス利用時に起こりやすいトラブルとして、「料金に関する問題」が挙げられます。

家事代行サービスの会社により、料金体系はさまざまです。利用者の依頼内容に応じた見積額に計算される仕組みになっている会社がほとんどですが、基本料金を掲載していても、各家庭によって依頼内容やオプションも違ってきます。

そのため「最初に想定した金額と大幅に差がある…」となるケースもあるようです。

また家事代行サービスでは、多くの会社がそれぞれの独自のプランを設定しています。そのため会社ごとの料金体系を比較しにくく「最終的にいくらになるのか分かりにくい」と感じる人も少なくないようです。

家事代行サービスにかかる料金を把握せず「なんとなく」で利用すると、トラブルになる可能性もあるでしょう。


2. 家具が破損するトラブル

経験豊富なスタッフだからといって、ミスをしないとは限らないでしょう。家事代行サービスを利用した際に、スタッフのミスで家具が破損した…というトラブルもあるようです。

「お皿洗いをお願いしたら、大切なマグカップが割られてしまった」ということも。家事代行サービス業者も、プロとはいえ人間ですので、ミスによるトラブルのリスクがないとは言いきれないのです。

家事代行サービス業者が損害賠償保険に加入していたからといって、壊れたものがそのまま戻ってくるとは限らない点にも注意が必要でしょう。


3. サービス内容の相違や仕上がりでのトラブル

家事代行で受けられるサービスの内容そのものに関するトラブルも、よくある具体例のひとつでしょう。

スタッフとのコミュニケーション不足が原因で「依頼した内容と実際に提供されたサービスが違う」「思ったような仕上がりではない」といった不満が出てくることも。

家事代行サービスでこうしたトラブルを避けるなら「ある程度綺麗になっていれば良い」「ここは徹底的に綺麗にしてほしい」など、優先箇所を伝えるなど、スタッフへ理解してもらうことが大切です。

また、スタッフの指名制度や変更システムを確認して、信頼関係が築けるスタッフに依頼することで、依頼もスムーズになり快適にサービスを受けることができます。


4.スタッフとの相性が悪い

なかには利用者が「家事代行サービスのスタッフと合わない…」と感じるトラブルも存在します。

家事代行サービスにはスタッフとのコミュニケーションが欠かせません。相手は人間ですから「合う合わない」が出てくるのは自然なことといえるでしょう。

スタッフが無愛想だったり、スキルが不足していたり…こうした相性の悪さを感じると、利用者にとっては家事代行サービスがストレスになってしまいますよね。また、してほしいことをしっかり伝えたのに理解してくれていなかったというケースも。

合わないと感じるスタッフを自分の家に入れるのは、利用者にとって大きなストレスになり得ます。このようなトラブルは「家事代行スタッフの変更をお願いする」といった方法で対処していく必要があるでしょう。


5.家具や家電の盗難や紛失トラブル

意外に思われる方も多いかもしれませんが、家事代行サービスでは「盗難・紛失」といったトラブルも考えられます。どれだけきちんとしている会社でも、万が一スタッフに悪意があれば、盗難の可能性もゼロとは言い切れません。

とくに自分がいない間に家事を頼む場合は、盗難トラブルのリスクが上がるといえるでしょう。「信頼していたスタッフだったのに、物を盗まれた…」となってしまっては、利用者が受けるショックも大きくなってしまいます。

また家事代行スタッフのミスで、物が失くなるというトラブルが起こる可能性も。スタッフの「どこに置いたか忘れてしまった」といったミスが原因で、紛失したものが見つからないというトラブルにつながるリスクが考えられます。


家事代行の利用の際に、トラブルを回避するには?

家事代行サービスでトラブルに遭わないために、おさえておきたいポイントを以下にまとめました。

これから家事代行サービスを使ってみたいと思っている方は、トラブル回避方法を覚えておくと、より安心して利用できるはずです。

契約する前に料金体系を把握する

家事代行サービスを利用する際、金銭面でのトラブルを防ぐなら「契約前に料金体系を把握すること」が重要です。

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多くの会社では、家事代行サービスの契約を結ぶ前に「契約書」や「見積書」を用いて内容の確認をおこないます。これらの書類をきちんと見ずに契約すると、あとから「え、こんなに高額なの?」と想定外の料金になってしまう可能性も。

納得できる料金かどうか、オプションやキャンセル料金はあるのかなど、詳細な内容までチェックすることが大切です。

料金については、事前に以下の6つのポイントを確認しましょう。

①最低利用時間 ほとんどの会社が1時間あたりの金額を表記していますが、最低利用時間が2時間〜利用可能となっている会社も多くあります。最低利用時間を確認しましょう。
②利用料金表示金額の税込み・税別、スタッフの交通費は込み・別かを事前に確認しましょう。
③延長料金何分単位で加算される仕組みになっているかを確認しましょう。
④鍵預かり鍵の預かりが可否。また可能だった場合の料金体系についても確認しましょう。
⑤キャンセルポリシーキャンセルの締切日・金額などを確認しましょう。
⑥スタッフ指名毎回指示するより、慣れた同じスタッフが来てくれた方が楽ですし安心感があります。スタッフ指名が可能なのか指名料がかかるのか確認しておきましょう。

大切なものは保管し、損害賠償保険を確認

家事代行サービスを利用する際は、紛失トラブルに備えて行動することも大切です。

貴重品や高価な物などは、鍵のかかるところへ保管するとよいでしょう。大切にしている食器なども、スタッフの手が届かないようにするといった配慮が大切です。

さらに、移動できない家具などに傷がつく事が心配な場合は、事前に「その周辺の掃除は必要ない」と伝えるのも有効策ではないでしょうか。

また、会社の損害賠償保険の加入状況や適応範囲をあらかじめ確認しておきましょう。「大丈夫だろう」と考えずに、万が一紛失や破損といったトラブルがあった際にどのような補償を受けられるのかを把握しておくことが大切です。


要望は明確に伝える

家事代行サービスを上手く利用するには、スタッフとの間に生じる「認識の相違」を減らすことがポイントです。

同じ「綺麗に仕上げる」でも、綺麗の認識が人によって違います。どのレベルまで仕上げて欲しいのか、明確な指示ができるようにしましょう。

また、優先的に行って欲しい作業は何か、作業中に注意して欲しい事などを、伝え漏れがないように紙にまとめておくと安心です。

的確な指示であれば、スタッフも仕事がしやすくなり、依頼する側もストレスの軽減ができます。


見積もりの際は普段の状態を見てもらう

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家事代行サービスを受ける前に、見積もりの目的でスタッフが家を訪問することがあります。その際に、来客をおもてなしするように部屋を片付け過ぎてしまうと、家事代行のトラブルにつながることも。

スタッフは部屋の状態を見て見積もりを立てるため、きれいな部屋では「短い作業時間」かつ「低価格」に見積もられる可能性があるからです。いざサービス当日を迎えても、時間内に家事が終わらず、延長料金が発生し高額になってしまう…というトラブルの原因に。

普段通りの部屋を見てもらい、正しく見積もりを出してもらうと安心です。


安心できる業者・スタッフか確認

安心できるスタッフ

利用する会社やスタッフの「質」に目を向けることも、家事代行サービスのトラブルを回避するコツです。せっかく家事代行サービスを利用するなら、安心できるスタッフにお任せしたいと思いますよね。

年々需要が高まっているといわれる、家事代行サービス。ひとつの問題点として、スタッフの人材不足が挙げられています。人材確保のために会社側が、採用基準を下げたり研修をしなかったり…といった実態もあるようです。

家事代行サービスの利用を依頼する前に、できる範囲でその会社がどのようなところなのかを調べてみましょう。研修制度・採用基準がしっかりしているかを確認するだけでも、信頼できる家事代行サービス会社を見つけるヒントになります。


まずはお試し制度で利用する

家事代行サービスを「定期利用で始めたい」と考えている方も多いのではないでしょうか。家事代行でのトラブルを回避するなら、まずは1度お試しで利用するのがおすすめです。

1回のみのスポット利用やお試しプランなどを利用して、サービス内容やスタッフの質を自分の目で確認できると安心です。可能であれば、複数の会社を利用・比較したうえで、一番よいと感じた会社と契約できるとよいでしょう。


部屋を写真撮影しておく

「家事代行のトラブルでよくある、破損・盗難がもっとも心配」「自分がいないときに作業されるのは抵抗がある」という方は、カメラを利用するのもよいでしょう。

事前に作業前の部屋の写真を撮っておいたり、室内カメラを設置しておくといった対策が、紛失・破損トラブルの対策につながります。

室内カメラは、リアルタイムで外出先のスマホから確認ができたり、録画機能もあるので、家事代行サービスでトラブルが生じた場合の証拠として使用できます。


家事代行でトラブルが起きたときにとる行動

遭遇したくはないものですが、家事代行サービスでトラブルが起こってしまった際にとる行動をご紹介します。事前にトラブルの対処法を知っていれば、より安心して家事代行を任せられるでしょう。

まずは家事代行業者へ相談する

家事代行サービスを使ってトラブルが生じたときは、まずは依頼した家事代行業者へ問い合わせます。

スタッフに直接抗議すると、やり取りがこじれて状況が悪化する可能性もありますので、必ず業者へ連絡して対応してもらいましょう。

サービスを受けた日時や、トラブルの内容・状況を、できるだけ細かく正しく伝えましょう。

国民生活センターや消費者センターへ相談する

代行業者に相談しても問題解決が難しい場合は、国民生活センターや消費者生活センターへ相談しましょう。

需要が高まっているといわれる家事代行サービスは、トラブルの件数も増加傾向にあるようです。家事代行サービスのトラブルに関する過去事例や、対処法などのアドバイスを受けられるでしょう。

万が一の際は、適切なトラブル対処の行動をとれるように公共機関を頼ることも視野にいれておくと安心です。


家事代行サービスのトラブルは事前対策が大切

家事代行サービスは、生活を快適に豊かにすることをサポートするものです。満足するサービスを受けるためには、家事代行で考えられるトラブルに目を向けることも大切です。

家事代行サービスでトラブルに遭わないための対策をとりながら、万が一に備えることで、より安心して家事代行を依頼できるはずです。

サービスの利用を検討されている方は、ご紹介した家事代行トラブルの事例と対処をぜひ参考にしてください。


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