日本人にはなじみの深い緑茶。皆さんは緑茶を普段飲まれていますか?
最近の研究で飲まないと損をするような健康効果がある事が分かっています。「緑茶は健康にいい」と漠然とは分かっていても、何がどう良いのかは分からい方も多いのではないでしょうか。今回の記事では、緑茶は実際にどのような効果があって、どのように飲むのが一番効率的なのか、分かりやすくお伝え致します。
また、飲むイメージの強い緑茶ですが、料理に使ってしっかり栄養素を摂取できるレシピもありますのでぜひ参考にして緑茶を上手に取り入れてみてはいかがでしょうか。
緑茶には身体によい効果が期待できる成分がたっぷり!
緑茶には身体にうれしい栄養成分が数多く含まれています。どのような成分が入っているのかひとつずつ見ていきましょう。
①カテキン
緑茶の健康成分と聞いて一番に思いつくのがカテキンではないでしょうか。実はカテキンには4つの種類があり、加熱をするとそれぞれの一部が別のカテキンに変化し、8種類のカテキンが緑茶の中には含まれることになります。
②テアニン
テアニンは、緑茶のうまみ成分の一つです。これに、カテキンの苦みが加わり、その含まれているバランスによってお茶の味が決まります。テアニンの含有量は、玉露では煎茶の3倍、番茶の10倍以上も含んでおり、お茶の種類によって含んでいる量が違うのも特徴の一つです。
③ビタミンC
緑茶には、ビタミンやミネラル類も豊富に含まれています。その中でも一番多いのがビタミンCです。1杯の緑茶には4~15mgのビタミンCが含まれています。ビタミンCは体内で作りだすことはできないため、こまめに補給したい栄養成分です。
④カフェイン
緑茶には、カフェインも含まれています。緑茶にはテアニンが含まれているため、コーヒーよりも覚醒作用は穏やかです。
⑤ポリサッカライド
あまりなじみがない栄養成分ですが、近年血糖値の上昇を抑える成分として注目されています。ポリサッカライドは、熱に弱いため、水出しにすることで効率的に摂取できます。
これだけ多くの成分が含まれていると、身体への健康効果にも期待が高まりますね。次は、健康効果について詳しく見ていきましょう。
緑茶を飲むことで得られる健康効果とは
緑茶を飲むことで得られる嬉しい健康効果は沢山あります。それぞれ、得たい健康効果によって飲む時のポイントが変わりますので、あわせてお伝えしていきます。
①血糖値の上昇を緩やかにする
カテキンが糖質消化酵素の働きを抑え、ブドウ糖の生成も減少させるため、血糖値の上昇を緩やかにする働きがあります。
血糖値上昇の抑制効果を狙うなら、食事時に緑茶を飲むのがおすすめです。食後の血糖値上昇を抑えてくれます。また、緑茶に含まれるもう一つの成分のポリサッカライドが高めの血糖値を抑えると注目されているので、血糖値が気になる方はぜひ食事の時に緑茶を飲む習慣をつけてみてはいかがでしょうか。
②睡眠の質を改善し、リラックスできる
緑茶に含まれるテアニンが、副交感神経に作用してリラックスした状態を作り出してくれます。このため、眠りやすくなったり、睡眠の質が改善されます。また、起きているときの集中力向上にも効果が期待できます。テアニンは熱に弱く、水に溶けやすい性質があるため、リラックス効果や睡眠の改善を期待するなら水出しでお茶を入れるのがおすすめです。
③老化防止効果
緑茶に含まれるビタミンCは、抗酸化力のあるビタミンで老化防止効果が期待できます。コラーゲンの合成にも関与しているのでしっかり補給したい栄養素です。ビタミンCは、多く摂った分は排出されてしまうためこまめに緑茶を飲むようにするとよいでしょう。
ふだんの食卓に取り入れたい手軽にできる緑茶のレシピ
今回は、粉末緑茶を使った手軽にできる茶飯をご紹介致します。
まとめ
嬉しい健康効果を得るには、こまめに緑茶を取り入れるのがポイント!
緑茶は、茶葉から淹れて飲む習慣がある方は最近では少ないかもしれませんが、たくさんの健康効果が得られるすごい飲み物ということが研究の結果分かっていますので、意識して取り入れてみてはいかがでしょうか。難しい方は、ペットボトルの緑茶でも大丈夫です。飲み物を選ぶ際に緑茶があれば積極的に選び、今回お伝えした飲み方のポイントもぜひ実践してみて下さいね。