血液汚れの落とし方。時間がたった血液シミにも効果的な落とし方を紹介!

by ひらおなつき

服などに血液が付いてしまうと、落とすのに苦労しますよね。時間が経った血液汚れは、より落ちにくくなり、落とすのを諦めてしまう人も。そこで今回は、血液汚れを落とす方法や注意点、効果的な洗剤を解説します。正しい方法で洗えば、意外と簡単に血液汚れを落とせますよ。

また、血液汚れを落とす方法として大根おろしの汁を使う方法がありますが、本当に大根おろしの汁で血液は落ちるのでしょうか。約半年放置してしまった血液シミがついた布団を使って検証しました。放置してしまった血液汚れを落としたい人や早く血液をキレイにしたい人は、ぜひチェックしてくださいね!

血液がついたらできる限り早く水洗いする

血液がついたときには、できる限り早く水洗いすることが大切です。血液にはタンパク質が含まれ、時間が経つと酸化が進み、落ちにくくなってしまいます。

つまり、時間が経つほど血液は落ちにくくなってしまうため、早めに落とす必要があるのです。血液がついたらすぐに水洗いすれば、落ちる可能性は高まります。


血液汚れを落とすときに注意するべき3つのポイント

血液を落とすときには、3つのポイントを解説します。
意外なポイントもあるので、血液を落とす前にチェックしてくださいね!

お湯ではなく水で落とす

血液はお湯で落とすのではなく、水で落としましょう。
お湯のほうが洗浄力が高い気がしますが、お湯を使うと血液に含まれるタンパク質が固まり、落としにくくなります。血液を落とすときには、30度以下の水で洗いましょう。

アルカリ性の洗剤で落とす

血液を落とすときにはアルカリ性の洗剤が有効です。
血液に含まれるタンパク質は酸性なので、その反対であるアルカリ性の洗剤を使うと中和させられます。
アルカリ性の漂白剤などが効果的です。

アルコールを使わない

血液を落とすときには、アルコールは厳禁です!
アルコールには、血液に含まれるタンパク質を固まらせる性質があります。そのため、アルコールで拭くとタンパク質が残ってしまうことに。血液汚れを残さないために、アルコールを使わないようにしましょう。


血液汚れを落とすのに効果的な洗剤5選

血液を落とすためにはどのような洗剤を使うとよいのでしょうか。
ここからは血液を落とすのに効果的な洗剤を6つご紹介します。

台所用洗剤や洗濯洗剤

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台所用洗剤や洗濯洗剤は軽い血液のシミなら簡単に落とせます。台所用洗剤も洗濯洗剤も中性で、頑固な血液汚れは落としにくいかもしれませんが、生地にへの負担が少なく、傷みを気にせずに使えるのが大きなメリットです。

さらに、どの家庭にもあるもので落とせるのが便利ですね。血液汚れに直接塗って、つまみ洗いすれば簡単に落とせます。その後はいつも通り洗濯機で洗えば完了です。

セスキ炭酸ソーダ

セスキ炭酸ソーダはアルカリ性であるため、血液に含まれるタンパク質汚れを中和させて落とす効果を期待できます。
粉末タイプやスプレータイプが販売されていますが、手軽に使うならスプレータイプがおすすめです。血液汚れに吹きかけて、つまみ洗いをしてから、いつも通り洗濯機で洗いましょう。

頑固な血液汚れの場合は、水300mlに小さじ1の粉末タイプのセスキ炭酸ソーダを入れて、30分ほどつけおきすれば汚れが落ちやすくなります。粉末タイプもスプレータイプも100円ショップなどで販売されていて、簡単に購入できるので試してみてくださいね。

重曹

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重曹はアルカリ性であるため、血液汚れ落としにぴったりです。粉末タイプとスプレータイプが販売されており、100円ショップにも置いてあります。

セスキ炭酸ソーダと使い方は同じで、血液汚れにスプレーしてつまみ洗いをするのがおすすめです。

酸素系漂白剤

生地に負担が少なく、傷みを気にせずに使える酸素系漂白剤は血液汚れに効果的です。

酸素系漂白剤の代表的なものといえば、ワイドハイターやオキシクリーンがあります。ワイドハイターは液体、オキシクリーンは粉末ですが、使いやすい方を選んでOKです。血液汚れに酸素系漂白剤を直接かけるだけで、だんだんと汚れが浮き上がってきます。

大根おろしの汁

大根おろしの汁には、タンパク質を分解する成分が含まれています。そのため意外にも血液汚れに効果的です。大根おろしをガーゼなどで包み、血液汚れを叩くようにポンポンと押し当てれば汚れが落ちます。

ただし、おろしたてでないと効果が落ちてしまうので、おろしたての大根を使いましょう。ぴったりの洗剤がない!というときに大根があれば試してみてくださいね。



時間が経った血液汚れを落とす方法とは?

血液がついてからそのまま放置してしまった、水だけで落ちずに諦めてしまったということもありますよね。時間が経った血液汚れはさらに頑固な汚れに…。ここからは、時間が経った血液汚れを落とす方法を2つご紹介します。

シミ抜きの方法で落とす

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時間が経った血液を汚れは、シミ抜きの要領で汚れを落としてみましょう。

血液汚れの下にタオルを敷いて、表面からハブラシで叩けば、タオルに血液汚れが移ります。汚れをトントンと叩いてみましょう。

ハブラシ以外に綿棒でもOKです。最後にいつも通り洗濯機で洗えばキレイに落ちます。

付け置き洗いをする

頑固な血液汚れの場合は、1リットルに対して小さじ2の酸素系漂白剤を入れて、つけておきましょう。つけおきの時間は30分程度でOKです。

つけおき時間が長すぎると生地が傷む原因になります。また、色落ちの可能性もあるので、長くても1時間程度にしましょう。最後にいつも通り洗濯機で洗えばキレイに落ちます。


【実際にやってみました!】半年以上放置した血液は大根おろしの汁で落ちる?

血液を落とすのに効果的な5つの洗剤をご紹介しましたが、中でも気になるのが大根おろしの汁ではないでしょうか。漂白剤などいかにも汚れに強そうな洗剤と同じように血液汚れに強い大根おろしの汁。その効果を実際に試してみました!

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今回試すのは、子どもが鼻血を出して血液汚れがついてしまったお昼寝用の布団です。

鼻血がついてから半年ほど経過しています。しばらく使う機会がなかったので放置してしまいましたが、できるならキレイにしたい…!ということで、大根おろしをキッチンペーパーで包み、汚れをトントンと叩いてみました。

5分ほどでこのようにキレイになりました!よく見ると、血液汚れの輪郭がうっすら見えます。

最初は1分ほど叩いてみましたが、少し薄くなるだけで変化がありませんでした。そこでハブラシでトントンと叩いてみることにしました。

それでもあまり変化がなく、次は大根おろしの汁でつまみ洗いしてみることに。つまんでゴシゴシとしてから、また大根の汁をトントンとしてみると、どんどん血液汚れがキッチンペーパーへ移っていきました。

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最後に仕上げとして、洗濯機で洗うとどこに血液汚れがあったのか分からないほどキレイになりました。

私が検証した結果、大根おろしの汁で血液汚れを落とすときには、つまみ洗いが有効だと分かりました。


まとめ

血液がついてしまったら、すぐに水で洗うことが大切です。すぐに洗えないときには、血液汚れに有効な洗剤を使って落とすとよいでしょう。

今回は大根おろしの汁を使って落としてみましたが、意外にも簡単に血液汚れを落とせました!有効な洗剤がないときには、大根おろしの汁を使ってみるのがおすすめです。

血液汚れに困ったときには、ぜひ試してみてくださいね!


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